量子情報関東Student Chapter

第14回Student Chapter

2012/03/07(水) @東京理科大学神楽坂キャンパス アクセスマップ
参加登録
事前参加登録は締め切りましたが、講演会およびポスターセッションは当日登録で参加可能です。

講演会 (13:10-15:20)
  • 13:10-14:10 『「量子ビットの状態を検出器で測定する」過程の量子ダイナミクス』 中ノ勇人(NTT物性科学基礎研究所)
    講演要旨:
      量子ビットの状態測定は単純な射影量子測定の実例である.多くの場合,検出器を量子ビットと相互作用させて検出器の状態を測定し,その結果から量子ビットが射影された状態を「推測」するのが現実の測定である.我々は,実際に行なっている,超伝導量子ビットをSQUIDを検出器として測定する実験について,量子ビットと検出器の合成系の時間発展を計算し,測定過程において何か起こっているのかを解析した.その際に,量子ビットと検出器の間の量子相互情報量あるいは古典相互情報量がどのように成長していくかも定量的に議論する.
  • 14:20-15:20 『超伝導接合系における物理とその可能性(高柳研究室研究紹介)』 石黒亮輔(東京理科大学 高柳研 助教)
    講演要旨:
      高柳研究室では微細加工により様々な超伝導接合を作製し,その応用可能性を探りながら研究を行っている.現在,超伝導半導体接合,超伝導量子ドット接合,超伝導グラフェン接合,S波超伝導カイラルP波超伝導接合やこれらを用いたSQUIDなどが主な研究対象になっており,それぞれについて量子情報への展開可能性を交えながら紹介する.

実験室見学会 (15:30-16:30) ※先着30名
今回は東京理科大学高柳研究室のご厚意により実験室を見学させていただけることとなりました.実験室見学会に参加される方は15:20までに森戸記念館2階第1会議室で受付を済ませて下さい.
  高柳研究室では,超伝導接合を作製し,そこでの物理および応用展開への研究をしています.主に量子ドット,半導体二次元電子気体やグラフェンと超伝導の接合,超伝導-絶縁体-超伝導接合や,最近ではSr2RuO4で接合を作製しています.見学では,我々の作製したデバイスや実験設備(冷凍機など)について説明出来ればと考えています.

ポスターセッション (17:00-18:30)
発表者リストはこちら。

懇親会 (19:00-21:00)

旅費補助
量子情報処理プロジェクトおよび量子サイバネティクスの共催により、遠方から参加の学生・PDへ旅費の一部補助が行われます。
希望者は参加登録時に「旅費補助を希望する」を選択して下さい。

備考:旅費=交通費+宿泊費
宿泊費は遠方から参加の学生・PDで、口頭又はポスター発表する方のみ補助可能です.前泊分のみ補助対象となります。旅費補助申請に必要な書類につきましては、参加発表後に届く自動返信メールに説明が御座いますので、そちらをご覧下さい。

世話人・運営委員
世話人
  • 佐久間大輔(東京理科大学 高柳研究室 M1)
運営委員
  • 杉山 太香典 (東京大学 村尾研究室 D2)
  • 熊谷 亘(東北大学 林研究室 D1)
  • 佐藤 貴彦(東京大学 今井研究室 M2)
  • 田中 咲(慶応義塾大学 理論研究室 M2)
  • 増山 雄太 (学習院大学 平野研究室 M2)
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