第21回量子情報関東Student Chapter研究会
日時・概要
今回は極低温量子系を扱っている井上研究室と、量子暗号と冷却原子の研究を行っている小芦研究室に研究の紹介をして頂く予定です。
- 日時
2014/12/5(金) @東京大学
本郷キャンパス 工学部6号館 セミナー室AD (受付・講演会場)、
浅野キャンパス(実験室見学)
- アクセス
当日は受付・講演を工学部6号館セミナー室ADで行うので、受付時にはそちらまでお越し下さい。
地図
- 主催:量子情報関東StudentChapter運営委員会 (代表 川上駿 東京大学)
写真
スケジュール
12:45 - 13:00 : 受付(工学部6号館 セミナー室AD)
13:10 - 13:20 : 開会挨拶・案内
13:20 - 14:20 : 講演1『冷却分子』 講師:井上 慎 先生 (東京大学 工学部 准教授)
14:40 - 15:40 : 講演2『新しい原理に基づく量子鍵暗号』 講師:小芦 雅斗 先生 (東京大学 工学部 教授)
16:00〜 : 実験室見学(井上研究室・小芦研究室)
16:00 - 18:30 : ポスターセッション
18:30〜 : 閉会・片付け
19:00 - 21:00 : 懇親会
参加登録
参加費:100円 特に徴収しません (主にお茶代。また、会場までの交通費、懇親会費はご自身でご負担ください)
(※遠方から参加くださる方への旅費補助は今回は行わない予定です。)
参加登録はこちら 参加登録は締め切りました。参加を希望される方は、当日会場まで直接お越し下さい。
登録締め切り:11月28日(金)
講演
- 講演1(13:20-14:20):『冷却分子』
- 講師:井上 慎 先生 (東京大学 光量子科学研究センター 准教授)
- 講演概要:
分子はレーザー冷却が効きにくいために、極低温に冷やす事は難しいとされてきた。しかし近年冷却原子をつなげる方法、及び分子をそのまま冷却する方法の両方が進化し、量子縮退近くの冷却分子が作られるとともに、冷却分子を用いた精密分光など新しい応用も可能になっている。講演では分野全体をレビューするとともに、我々の最新の実験結果についても紹介する。
- 講演2(14:40-15:40):『新しい原理に基づく量子鍵暗号』
- 講師:小芦 雅斗 先生 (東京大学 光量子科学研究センター 教授)
- 講演概要:
量子鍵配送の基本的な仕組みの解説に続いて、従来とは異なる原理に基づく新しいタイプの量子鍵配送の手法をご紹介します。盗聴されたらそれだけ雑音が増えるので、雑音を監視していれば盗聴量がわかる、というのが従来の原理ですが、この量子鍵配送では、雑音を監視しなくても盗聴量に一定の制限がかかります。手法そのものはレーザーパルス列の干渉計の遅延を切り替えているだけなのですが、どうして盗聴にこのような制限がつくのかについて解説します。
実験室見学
今回は東京大学井上研究室および小芦研究室のご厚意により実験室を見学させていただけることとなりました.
但し、希望者多数の場合には参加人数を制限させていただく場合があります。
その際は先着順で決めさせていただきますので、ご了承ください。
参加登録フォームの画面におきまして実験室見学会への参加を希望するか否かをご選択ください。
- 井上研究室
極低温K-Rb原子混合系・分子の研究
- 小芦研究室
少数光子非線形性観測のための光共振器と冷却原子を用いた実験系
ポスター発表
参加者による発表を受け付けます。
今回はポスター発表を募集します。
成果発表はもちろん、研究途中のものも歓迎いたします。
- ポスター発表
- ポスターボードサイズ:180cm×90cm ※ポスターボードの数が限られていますので、応募多数の場合は教室壁面にテープで貼っていただく場合があります。
- 会場:セミナー室AD
- コアタイムなど:発表者人数により調整します。
懇親会
- 場所:さくら水産 本郷三丁目駅前店(研究会終了後、運営が誘導します)
- 会費:3,100円
旅費補助
旅費補助に関しては、今回はありません。
世話人・運営委員
世話人
運営委員
- 佐久間 大輔 (東京理科大学 高柳研究室 D2)
- 増山 雄太 (東京大学 中村・宇佐見研究室 D2)
- 宮崎 慈生 (東京大学 村尾研究室 D1)
- 不破 麻里亜 (東京大学 古澤研究室 D1)
- 新保 厚 (東京大学 村尾研究室 M2)
- 川久保 龍一郎 (慶応義塾大学 古池研究室 M2)
- 設楽 智洋 (東京大学 上田研究室 M2)
- 河野 信吾 (東京大学 中村・宇佐見研究室 M1)